ワクチン研究狙った中国人ハッカー起訴 米
アメリカ司法省は21日、新型コロナウイルスのワクチンなどの研究データを複数の企業から盗もうとしたなどとして、中国政府に協力する中国人ハッカー2人を起訴したと発表しました。
司法省によりますと、起訴されたのは中国に住む中国人ハッカーの男2人で、新型ウイルスのワクチンや治療薬のデータを盗むため、研究開発に関わる複数のアメリカ企業のネットワーク上の弱点を探っていました。実際にデータが盗まれたかどうかは明らかにされていません。
この2人は、中国政府に協力するかたちで10年以上にわたり、日本を含む数百もの外国企業へのハッキングを繰り返し、ハイテク産業などの機密情報を盗んでいたということです。
司法省は「中国の情報機関が指揮するサイバー犯罪は、アメリカだけでなくすべての国を脅かすものだ」と非難しています。