米大統領 政府のワクチン取り組みアピール
アメリカのバイオ医薬品メーカー・モデルナは27日、開発中の新型コロナウイルスのワクチンについて、最終段階の臨床試験を開始しました。
こうした中、トランプ大統領は、別のワクチン候補の原薬を製造する富士フイルムの子会社を視察し、アメリカ政府のワクチン開発の取り組みが効果を挙げているとアピールしました。
トランプ大統領「“ワープスピード作戦”は高い期待が持てるワクチン候補に歴史的な予算を提供している」
トランプ大統領は、ノースカロライナ州にある富士フイルムの子会社をマスク姿で視察しました。
アメリカ政府は、ワクチン開発の迅速化を目指すプロジェクト「ワープスピード作戦」で、アメリカのノババックス社を支援していて、富士フイルムの子会社は、この会社に原薬を供給する予定です。
視察後、トランプ大統領は、ノババックス社も含めたアメリカ企業4社のワクチン候補が、「今後、数週間で最終段階の臨床試験に入るだろう」との見通しを示しました。