北朝鮮メディア「開城の封鎖を解除」
北朝鮮メディアは、新型コロナウイルスが流入した疑いがあるとして、先月24日から続いていた南西部・開城の封鎖を解除することが決まったと伝えました。
14日付の労働新聞によりますと、金正恩委員長出席のもと、朝鮮労働党の政治局会議が13日に開かれ、先月24日から続いていた開城の封鎖を解除することが決まりました。
開城の封鎖は、韓国から不法に戻った脱北者に感染の疑いがあるとして行われたものですが、金委員長は、解除について、「防疫状況が安定的に管理されたことが実証された」と述べています。
また、連日の大雨で、住宅1万6000戸あまりと公共の建物630棟が壊れたり、浸水したりするなど、深刻な被害が発生したことも会議で報告されました。
金委員長は新型ウイルスと自然災害の、「2つと戦わなければならない難関に直面している」と強調。国境閉鎖を徹底するため、「外部の支援は受け入れない」とした上で、党の創建75年となる10月10日までの復旧を指示しています。