北朝鮮・金与正氏「戦況をエスカレートさせる行為」 米のウクライナへの主力戦車供与表明を非難
北朝鮮の金正恩総書記の妹・与正氏は、アメリカがウクライナへの主力戦車の供与を表明したことについて、「戦況をエスカレートさせる行為」と非難しました。
金与正氏は27日夜、国営メディアを通じた談話を発表し、アメリカによるウクライナへの主力戦車の供与について、「戦況をエスカレートさせる行為に深刻な憂慮を表明し、強く糾弾する」と非難しました。
また、「手先らの軍事的潜在力まで反ロシア前線に動員しようと画策している」と指摘し、アメリカと足並みをそろえる形で戦車の供与を決めたドイツやカナダの動きもけん制しました。
その上で、「アメリカと西側が自慢するいかなる武装装備も、ロシア軍隊と人民の不屈の戦闘精神の前では、残らず燃えてくず鉄の山になる」と主張、ロシアを支持する立場を改めて強調しました。