州知事「ロシアはセベロドネツクを消滅させようとしている」
ロシアが制圧を目指すウクライナ東部セベロドネツクをめぐり、地元のルハンシク州知事は、ロシア軍が街を消し去ろうとしていると窮状を訴えました。
ルハンシク州・ハイダイ知事「また状況が悪化した。ロシアはセベロドネツクを消滅させようとしている。同時に(川向かいの)リシチャンシク市も消し去ろうとしている」
ルハンシク州のハイダイ知事はこのように述べ、ウクライナ軍が半分まで押し戻したセベロドネツクについて、再びロシア軍の攻撃が激しくなり、街が廃虚になりつつあると明らかにしました。
こうした中、ロシアのラブロフ外相は6日、予定していたセルビア訪問を急きょ取りやめると発表しました。
現地へ向かう際に、上空を飛ぶことになるブルガリアなど3か国が領空の通過を拒否したため中止を余儀なくされたもので、ラブロフ外相は、「3か国の判断は前代未聞だ」と批判しています。
一方、ロシア外務省は6日、ロシアの報道機関がアメリカで受けている規制に対して、報復措置に乗り出す方針をアメリカメディアに通達しました。
アメリカ政府がロシアメディアの銀行口座を凍結したことなどに対抗するもので、アメリカメディアによりますと、「アメリカ側の対応が3か月以内に変わらなければ、モスクワから追放する」と伝えられたとしています。