診断複雑に…インフル予防接種を WHO
WHO(=世界保健機関)は18日、インフルエンザの予防接種を積極的に受けるよう呼びかけました。新型コロナウイルスの診断が複雑になる可能性があるためとしています。
WHOの感染対策の専門家は18日の記者会見で、「インフルエンザと新型コロナウイルスのどちらに感染しているか、すぐに分からない恐れがある」と指摘しました。どちらに感染しているかを判別するために診断が複雑になる可能性もあるということです。
WHOはこうした事態を避けるため、これから冬を迎える北半球だけでなく、世界中でインフルエンザの予防接種を積極的に受けるよう呼びかけました。
一方、南半球は現在、冬を迎えていますが、インフルエンザの感染者数は低い水準に抑えられていて、人との距離を取るなどの新型ウイルス対策が有効に働いている可能性があるということです。