イスラエルとＵＡＥ（＝アラブ首長国連邦）が国交正常化で合意したことを受け、先月３１日、民間航空機としては史上初めて、両国を結ぶ直行便が運航しました。

初の直行便はイスラエルのエルアル航空の旅客機で、最大都市のテルアビブからＵＡＥの首都アブダビへ運航しました。直行便には、国交正常化の協議にのぞむイスラエル政府の代表団と、仲介役を務めるアメリカ・トランプ大統領の娘婿クシュナー上級顧問らが搭乗しました。

イスラエルメディアによりますと、飛行時間は約３時間で、クシュナー氏は「歴史的なフライトだ」と意義を強調しました。

一方、現時点でイスラエルとの国交正常化に慎重な姿勢のサウジアラビアも、今回の直行便の運航に協力し、上空の通過を許可しました。