イスラエルとの国交正常化に“慎重”サウジ
サウジアラビアのファイサル外相は19日、パレスチナ問題で対立するイスラエルとの国交正常化に慎重な姿勢を示しました。
イスラエルは先週13日、アメリカ・トランプ政権の仲介で、パレスチナ問題をめぐって長年敵対してきたアラブ諸国の一角、UAE(=アラブ首長国連邦)と国交正常化で合意しました。
UAEに追随する動きが出るかが注目される中、地域大国のサウジアラビアは沈黙を守っていましたが、ファイサル外相は19日、イスラエルとの国交正常化に慎重な姿勢を示しました。
ファイサル外相は2002年に採択された、パレスチナ国家の樹立などを国交正常化の前提条件とする「アラブ和平案」に従うと強調。パレスチナ問題の解決を優先する姿勢を示しました。