米連邦地裁 ウィーチャット制限を差し止め
アメリカのトランプ政権が発表した中国系の対話アプリ「WeChat」の利用制限措置に対し、裁判所が、一時差し止める命令を下しました。
この訴えは、アメリカのWeChatの利用者らが起こしたもので、20日から国内でWeChatのダウンロードなどを禁止するとした措置の差し止めを求めていました。
審理を行ったカリフォルニア州の連邦地裁は、19日付で、原告の主張を認め一時差し止める命令を下しました。
この措置をめぐっては、中国人らの重要な通信手段を遮断し孤立を招くなどと影響が懸念されていました。
中国系のアプリでは、トランプ政権がアメリカ事業の売却を求めたTikTokについてもアメリカの企業との提携案が「大枠で承認」され、利用制限措置が延期されています。