米政権“TikTok禁止”中国は強く反発
アメリカのトランプ政権が、中国系アプリの「TikTok」と「WeChat」のダウンロードなどを禁止すると発表したことについて、中国政府は強く反発しています。
アメリカ商務省の発表によりますと、アメリカ国内では今月20日から動画投稿アプリの「TikTok」と対話アプリ「WeChat」について、新規のダウンロードや更新が禁止されます。
これに対し、中国商務省は19日、「アメリカは“国家の安全”を理由に企業の正当な権益を侵害した」などと強く反発するコメントを発表しました。さらに、「アメリカが独断専行するなら、中国は必要な措置をとり、企業の利益を断固として守る」として、対抗措置も辞さない構えを示しています。
「TikTok」のアメリカ事業は売却や提携の交渉期限が今月20日に迫っていて、米中双方の駆け引きが激しさを増しています。