文大統領「受け入れられない」政府職員射殺
北朝鮮近くの延坪島沖で韓国政府の職員が北朝鮮に銃撃され死亡した事件について、文在寅大統領は24日、「いかなる理由でも受け入れられない」と述べ、北朝鮮側を非難しました。
韓国大統領府によりますと、この事件について報告をうけた文大統領は、「衝撃的な事件で、いかなる理由でも受け入れられない」と述べ、北朝鮮側を非難しました。その上で「北朝鮮が責任ある措置を取るべきだ」と求めました。
事件が起きた延坪島の沖合では、24日、死亡した海洋水産省の40代の男性職員が乗っていた漁業監視船が停泊し、関係者が出入りしていました。
海洋警察によりますと、当時、船内の監視カメラが作動しておらず、詳しい状況はわかっていませんが、職員は救命胴衣をつけ自らの意志で北朝鮮側に渡ったとみられています。また、借金を抱え苦痛を訴えていたということですが、残された所持品から遺書などは見つかっておらず、詳しい背景はわかっていません。