注目は“自動運転”北京モーターショー開幕
世界最大の自動車市場である中国で、北京モーターショーが開幕しました。アフターコロナも見据えた各社の競争が始まっています。
新型コロナウイルスの影響で5か月延期された今回のモーターショー。一部規模が縮小されましたが、780台あまりの車が展示されています。
注目の一つは『電気自動車』。日本メーカーでは、ホンダが中国市場向けにデザインしたコンセプトカーを発表。“脱ガソリン車”へと舵(かじ)をきる中国市場に向けて、各社がアピールしていました。
さらに、会場で注目されていたのは『自動運転』です。ある中国メーカーは、人が操作しない“レベル4”のコンセプトカーを発表しました。
記者「自動運転機能が搭載された車なので、このようにハンドルが収まっていきます。人が運転しなくてもいいようになっています」
中国では、新型ウイルスの感染拡大により、一時は急激に減少した新車販売が、5か月連続で去年を上回り、持ち直しを見せています。
政府の政策によるてこ入れで、需要の先食いとの指摘もありますが、世界経済が落ち込むなかで回復を見せる中国市場は、貴重な存在となっています。
すでに、アフターコロナも見据えた各メーカーの競争が始まっています。