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露野党指導者への毒物 ノビチョク系と確認

2020年10月7日 5:53

ロシアの野党指導者・ナワリヌイ氏に対して使用されたとみられる毒物について、OPCW(=化学兵器禁止機関)は、神経剤「ノビチョク」系の毒物であることを確認したと発表しました。

オランダにあるOPCW(=化学兵器禁止機関)によりますと、ドイツ政府から提供を受けたロシアの野党指導者・ナワリヌイ氏の血液や尿のサンプルから、神経剤「ノビチョク」と同じ構造的特徴を持った物質の痕跡を確認したということです。

これまで、検査で毒物は検出されなかったとするロシア政府と、毒物による殺人未遂にあったとするドイツ政府が対立していましたが、今回の検査結果は、ドイツ政府の主張を裏付けるものとなります。

一方、退院後初めてカメラでのインタビューを受けたナワリヌイ氏は、ロシア当局の関与を訴えました。

ロシアの野党指導者・ナワリヌイ氏「毒物はプーチン大統領の指示を受けたロシアの情報機関か、ロシア連邦保安局が使用した」

ナワリヌイ氏はさらに、「来年の議会選を控えて、自身を脅威とみなしたために起きた」との見方を示しました。