８日夜、韓国・南東部の蔚山にある高層マンションで発生した大規模な火事は、まもなく出火から半日が経とうとしていますが、火は依然として消し止められていません。

火事が起きたのは蔚山市内にある３３階建ての高層マンションです。建物の４階から３３階部分は住居で、これまでに８８人が煙を吸うなどして病院に運ばれています。

近所の住民「煙が立ち上って火が落ちてきた。言葉に表せないくらいビックリした」

消防によりますと、建物の外壁に使用している可燃性の接着剤が原因で火が早く燃え広がったとみています。また、熱によってスプリンクラーが壊れ、短時間で水を大量に放出してしまい屋上のタンクの水が足りなくなった状況だということです。

現在、マンション内に取り残された人は確認できていないということですが、消防はこのあとも捜索を続ける方針です。