北朝鮮・軍事パレードに「新型ICBM」
北朝鮮は10日、朝鮮労働党の創立75年の節目に、大規模な軍事パレードを行い、新型のICBM(=大陸間弾道ミサイル)などを公開しました。
軍事パレードは、異例となる未明に行われ、朝鮮中央テレビが10日夜になってその模様を公開しました。
軍事パレードでは、これまで確認されていた「火星15」よりも大きな新型のICBMに加え、新型のSLBM(=潜水艦発射弾道ミサイル)などが公開されました。
金正恩委員長「強力な最新兵器で装備した革命武力があるので、侵略勢力も絶対に神聖な我が国を狙えない」
金委員長は演説で、核・ミサイル開発を強化する方針を強調する一方で、アメリカについては直接の言及を避けました。
また、経済制裁の中、ウイルス対策と自然災害が重なり、「どれほど多くの人が厳しい環境に耐えたのか」などと述べ、時折、涙声になりました。
軍事パレードでは電飾を付けた戦闘機や花火なども用いられました。夜の開催で華やかさを演出し、新たな手法で、国威の発揚を狙った可能性もあります。