NYダウ“追加経済対策”難しい見方広がる
14日のニューヨーク株式市場は、アメリカの追加の経済対策について、大統領選前の合意は難しいとの見方が広がり、ダウ平均株価は続落して取引を終えています。
14日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は、前日比165ドル81セント安の2万8514ドルちょうどで取引を終えました。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も95.17ポイント下げて、1万1768.73で取引を終えています。
この日は、市場予想を上回る決算を発表した金融大手のゴールドマン・サックスや、アナリストが目標株価を引き上げたアップルなどが買われ、朝方は買いが優勢でした。その後、与野党での協議が続く新型コロナウイルスに対する追加の経済対策について、ムニューシン財務長官が大統領選前の合意が難しいとの見方を示したと伝わりました。
アメリカ国内での感染が再び拡大する中、景気の先行きに対する懸念から売りが広がり、ダウ平均は165ドル安で取引を終えています。
市場関係者は、「大型の決算発表を控える中、市場では積極的な買いを控える姿勢が続くだろう」と話しています。