大韓航空“持続可能な燃料”での運航開始 「羽田-仁川」から
韓国の大手航空会社「大韓航空」は、東京の羽田空港と仁川空港を結ぶ路線で廃棄された食用油などから作られた持続可能な燃料での運航を始めました。
韓国政府によりますと、大韓航空は30日から「SAF」と呼ばれる持続可能な航空燃料を使った旅客機の定期運航を始めました。対象となるのは、羽田空港と仁川空港を結ぶ路線です。
「SAF」は廃棄された食用油などから作られ、従来の化石燃料に比べて二酸化炭素を実質8割削減できるとされています。韓国ではSAFを使った運航が日本路線を中心に来月以降、順次、拡大されていく予定です。
3年後には、ICAO=国際民間航空機関に加盟するすべての国の国際線でSAFの利用が義務付けられることになっていて、これに先駆けて利用が始まったかたちです。