金委員長 戦死した毛沢東氏長男の墓訪れる
北朝鮮メディアは、中国が朝鮮戦争に参戦して70年になるのを前に、金正恩委員長が戦死した故毛沢東主席の長男の墓などを訪れたと伝えました。
22日付の労働新聞によりますと、金委員長は中部の平安南道にある朝鮮戦争で戦死した中国兵の墓地を訪れました。戦死した故毛沢東主席の長男の墓などに花を供え、「両国の軍隊と人民が血潮を流して獲得した偉大な勝利は今日でも大きな意義を持つ」と述べたということです。
中国とともに、アメリカ軍を主体とする国連軍と戦った朝鮮戦争を、金委員長は「帝国主義侵略者を撃滅する聖戦」と表現したものの、アメリカへの直接の批判は伝えられていません。
大統領選挙を控えたアメリカへの刺激を避けつつ、中国側と連携する姿勢を示す狙いもあるものとみられます。