「核兵器禁止条約」50の国と地域が批准
核兵器の保有や使用を禁じる核兵器禁止条約を批准した国と地域が24日、50に達し、条約は来年1月に発効することになりました。
核兵器禁止条約は、核兵器の開発や保有、使用を法的に禁じるもので、2017年に国連で採択されていました。「ICAN(=核兵器廃絶国際キャンペーン)」によりますと、24日、中米のホンジュラスが正式に批准し、これにより批准した国と地域は条約の発効要件となる50に達しました。
条約は50番目の国が批准してから90日後に発効するため、来年1月に発効することになります。
被爆体験を伝えながら核廃絶を訴えてきたサーロー節子さんは「核兵器廃絶に人生を捧げてきた。尽力してくれたすべての人に感謝しかありません」とコメントしています。
しかし、この条約には、核保有国やアメリカの「核の傘」に入る日本などは参加しておらず、条約発効後も、その有効性に課題が残ります。