バイデン氏勝利宣言「結束の大統領めざす」
アメリカ大統領選挙でトランプ大統領を破り勝利を確実にした民主党のバイデン候補が、日本時間の8日午前、勝利宣言を行い「分断ではなく結束の大統領をめざす」と決意を語りました。
バイデン氏は、明確な勝利だと力強く勝利宣言しました。明るい未来を描くような演説で国民に団結を訴え、会場に集まった支持者からはバイデン氏の一言一言に対して大きな歓声があがりました。
大統領候補 バイデン氏「私は分裂ではなく団結させる大統領になることを誓う。民主党でもなく共和党でもなく、アメリカ合衆国なのだ。お互いを理解し、お互いに耳を傾けるのだ。相手を敵として扱うのをやめよう。敵ではなくアメリカ人なのだ。民主党を誇りに思う。私に投票していてもしていなくても、アメリカの大統領として働く」
副大統領候補 ハリス氏「女性の世代、黒人女性、アジア系、白人、ラテン系、先住民の女性を考えるとき、アメリカの歴史を通じてこの瞬間を待っていた」
バイデン氏は「トランプ大統領に投票した人の落胆は理解できる」と寄り添う姿勢を示した上で、「互いにチャンスを与えよう」と呼びかけました。
会場の外に集まった地元の支持者「団結と平和を探す時だ。我々は4年間、変化を待っていた」
団結を訴えたバイデン氏ですが、トランプ政権で分断が深まったアメリカをどのようにまとめていくのか手腕が試されます。