米副大統領候補ハリス氏 女性初となるか?
アメリカ大統領選に向け、民主党のバイデン氏は、副大統領候補に黒人女性を起用すると発表しました。
起用が決まったハリス上院議員は、当初から最有力とされた候補でした。地元メディアは、「最も安全な選択肢」だとして、無難な人選に落ち着いたと伝えています。
ハリス氏は、父親がジャマイカ出身で「黒人女性」とされていますが、母親はインド出身、アジア系という言い方をされることもあります。人種差別への抗議の声が強まる中、バイデン氏の「多様性」を重視する狙いもうかがえます。また、ハリス氏は元検察官で、討論の能力にも定評があります。
Q.バイデン氏はトランプ大統領をリードしていたと思いますが、さらに優位になるのでしょうか。
そこはまだ分かりません。今回「無難な選択」をしたように、バイデン氏はとにかく「安全運転」守りの姿勢なんです。一時、およそ10ポイントあったトランプ大統領へのリードも最新の調査では、若干縮まっています。
ハリス氏は高い討論能力も買われての起用ですが、大統領選挙では発揮する機会はほとんどありません。要はバイデン氏自身がトランプ大統領とどう向き合うか、ポイントは来月下旬から行われる1対1の討論会になりそうです。