イラン大統領「米国民が間違った政策糾弾」
アメリカ大統領選挙でトランプ大統領の敗北が確実になったことを受け、イランのロウハニ大統領は8日、「アメリカの間違った政策が国民によって糾弾された」などと述べました。
ロウハニ大統領は、アメリカ大統領選挙の結果を「過去3年のアメリカ政府の有害で間違った政策が世界の人々だけでなく、アメリカ国民によっても糾弾された」と評価しました。
その上で、勝利を確実にしたバイデン氏に向けて、「次期政権は今こそ過去の過ちを償い、再び国際的な義務に従うべきだ」と述べ、核合意から離脱し、イランへの経済制裁を強化したトランプ政権の政策を見直すよう求めました。
また、ロウハニ大統領は「相手が責任ある態度で国際的な義務に従う限り、イランは常にその義務に従ってきた」とも述べ、「世界と建設的な関係を築くことは我々の戦略でもある」と強調しました。