台湾で大規模停電 発電所設備の故障原因か
台湾で3日、ほぼ全土におよぶ大規模な停電が起きました。発電所の設備の故障が原因とみられています。
台湾メディアによりますと、現地時間の午前9時すぎ、台北市や高雄市など台湾各地の都市で大規模な停電が発生しました。
街中の信号機が作動しなくなり、列車が緊急停止したほか、ビルのエレベーターに閉じ込められる人が相次ぎました。台湾の電力会社は一時550万世帯に影響が出たと発表しています。
台湾当局によりますと、停電の原因は南部の高雄市にある火力発電所の設備の故障で、送電システムがダウンしたことから台湾全土に影響が広がったということです。
台湾のSNSではウクライナ情勢を受けて、「戦争が始まったのかと思った」などの書き込みも見られました。
その後、停電は徐々に解消され、大きな混乱は起きていないということです。