ナワリヌイ氏 政府高官を名誉毀損で訴える
神経剤「ノビチョク」系の毒物で一時、重体となったロシアの野党指導者・ナワリヌイ氏が、ロシア政府の高官を名誉毀損(きそん)で訴えました。
ドイツでリハビリを続けているナワリヌイ氏は、ノビチョクは、ロシアの情報機関がプーチン大統領の指示を受けて使用したとの見方を示しています。
この見方について、ロシア大統領府のペスコフ報道官は、ロシアメディアに対し、ナワリヌイ氏がCIA(=アメリカ中央情報局)と協力していると発言していました。
これに対し、ナワリヌイ氏はペスコフ報道官の発言は事実無根で、名誉を毀損されたとして大統領府の公式サイトで発言を取り消すよう求めています。
一方、ペスコフ報道官はナワリヌイ氏の訴えに対し、コメントを拒否しています。