日豪“強い反対”表明に中国「内政干渉だ」
17日行われた、菅総理大臣とオーストラリアのモリソン首相の首脳会談で、海洋進出を強める中国を念頭に「強い反対」を表明したことについて、中国政府は18日「内政干渉だ」と批判しました。
中国外務省 趙立堅報道官「理由もなく中国を非難し、乱暴に中国の内政に干渉したことに強い不満を示し、断固反対する」
中国外務省の報道官は、18日の会見でこのように述べた上で「誤った行動はやめるべきだ」と強くけん制しました。
17日行われた、菅総理大臣とオーストラリアのモリソン首相との会談では、共同声明が発表され、中国を念頭に「地域の緊張を高める威圧的な試みへの、強い反対を再確認した」と示されています。
日本とオーストラリアは、アメリカやインドとともに自由で開かれたインド太平洋の実現に向け、連携強化を進めています。
中国政府は、4か国の連携が、中国包囲網となることを強く警戒しています。