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上海の空港 突然のPCR検査に大混乱

2020年11月23日 12:22

中国・上海市で新型コロナウイルスの感染者が相次いで見つかったことから、22日に突然、空港職員への大規模なPCR検査が実施され現場は大混乱となりました。

22日夜、中国・上海市にある浦東国際空港で撮影された映像では、全身白の防護服を着た衛生当局とみられる職員が、数百人以上はいるとみられる群衆に押されていきます。この群衆は主にPCR検査を待つ空港で働く職員たちです。

上海では22日、空港の貨物エリアの職員など2人の感染が新たに判明し、上海市政府は夜になって突然貨物エリアで働くすべて職員にPCR検査を実施すると決めました。

ところが、深夜になっても検査が終わらず、しびれを切らしたとみられる一部の人たちが制止を振り切って歩き始める事態となりました。

上海市内では、今月に入って空港の貨物エリアで働く職員やその家族ら6人の感染が相次いで確認されていて、急速に警戒感が高まっています。