イーロン・マスク氏“株式大量購入”報告遅れ米当局が調査か
ツイッター社の買収を進める電気自動車大手「テスラ」のイーロン・マスクCEOをめぐり、アメリカ当局が調査に乗り出したと現地メディアが伝えました。
ウォール・ストリート・ジャーナルが11日、関係者の話として伝えたところによりますと、マスク氏は株式を大量に購入する際に義務づけられている報告が遅れ、アメリカ証券取引委員会が調査を始めたということです。
アメリカでは、企業の株式を5%以上取得した場合、10日以内に当局に報告することが必要です。しかし、マスク氏が買収したツイッター社の株は、3月14日に5%を超えていたとみられますが、届け出は期限を過ぎた4月4日だったということです。
報告が遅れたことで株価の上昇を抑えられ、マスク氏は購入費用を日本円で約185億円節約できた可能性があるとしています。
マスク氏はこの件に関してコメントしていません。