韓国・文大統領 支持率が就任以来、最低に
韓国の文在寅大統領の支持率が就任以来最低となる37.4%となりました。下落の要因とみられる法相と検察トップの対立は混乱を極めています。
韓国の世論調査会社・リアルメーターによりますと、最新の文大統領の支持率は前の週よりおよそ6ポイント下がって、37.4%となり、就任以来、最も低くなりました。
秋美愛法相と検察トップの対立をめぐっては、法相が尹錫悦検事総長の職務を停止する異例の命令を出したのに対し、1日、裁判所は命令の効力停止を求めた尹総長側の訴えを認めていました。
韓国メディアは、この一連の混乱が与党の支持層の離反を招き、支持率の低下につながったと分析しています。秋法相側は4日、尹総長の懲戒を決める委員会を開く予定でしたが、今月10日に延期しました。委員会が延期されるのは2度目で、政権と検察の対立による混乱は文政権を揺るがす事態に発展しています。