バイデン氏支持の選挙人 正式に過半数超に
アメリカ大統領選挙の結果を受けて、各州で選挙人の指名が進み、複数のアメリカメディアによりますと、バイデン氏を支持する選挙人の数が、次期大統領就任に必要な過半数を正式に超えました。
AP通信などによりますと、4日、西部カリフォルニア州で、バイデン氏を支持する選挙人55人の指名が行われ、これにより、正式に指名を受けたバイデン氏を支持する選挙人の数は、279人となりました。次期大統領の就任に必要な選挙人の過半数、270人を超えたことになります。
アメリカ大統領選挙では、各州が選挙結果に応じて、バイデン氏かトランプ氏、どちらかを支持する選挙人を指名します。
今月14日に指名を受けた選挙人による投票が行われ、過半数を獲得した候補が、当選する仕組みとなっていますが、バイデン氏を支持する選挙人が過半数を超えたことで、アメリカメディアは、「バイデン氏が次期大統領就任に十分な選挙人を獲得した」などと伝えています。
トランプ大統領もこれまで、選挙人が正式にバイデン氏を次期大統領に選出した時点で、再選を断念して退任する意向を示しています。全米での選挙人の指名は今月8日が期限で、選ばれた選挙人によって、今月14日に投票が行われます。