トランプ氏24年大統領選“出馬検討”言及
アメリカのトランプ大統領は5日、南部ジョージア州で大統領選挙以来となる集会を開きました。支持者の前で、今回「まだ勝てる」と訴えつつ、2024年に行われる次の大統領選への出馬を検討する可能性にも言及しました。
トランプ大統領は、ジョージア州で来月5日に行われる上院選の決選投票の応援のため、空港の特設会場に詰めかけた支持者の前で演説しました。今回の大統領選について、「絶対に降伏しない」と訴え、法廷闘争を続ける構えを強調しつつ、「もし負ければ寛大な敗者となる。フロリダで気楽に暮らすだろう」とも述べています。
ただ、2024年の大統領選について、「候補者になる必要がないことを願う」としつつも、友人から「2024年は勝てる」と言われた、とのエピソードを紹介して、出馬を検討する可能性にも言及しました。
トランプ大統領「2024年の候補者になる必要がないことを願う。私は友人から“心配するな。2024年の大統領選での支持率は圧倒的だ”と言われた。2024年まで待ちたくはないが」
一方、地元メディアは、トランプ大統領が、バイデン氏勝利が認定されているジョージア州の共和党の州知事に電話し、選挙結果の逆転に向け介入するよう要請していたと伝えています。
ただ、トランプ大統領は、この日の演説でもこれまで近い立場だったこの知事が、バイデン氏勝利を承認したことにいらだちを見せ、「彼は恥ずべきだ」などと激しく攻撃しました。