台風21号、台湾の南東部に上陸 全域で通学や出勤が停止に
台風21号は31日午後、台湾の南東部に上陸しました。台湾全域で通学や出勤が停止されるなど、影響が広がっています。
台湾の気象当局によりますと、台風21号は台風の強さを表す3段階の指標で最も強い「強烈」となっていて、31日午後、台湾南東部の台東県に上陸しました。これまでに1人が死亡し、73人がケガをしたほか、1万人近くが避難しています。
台湾全域では31日、通学や出勤が停止され、航空便500便以上が欠航となるなど影響が広がっています。
台湾メディアによりますと、台風が10月下旬に台湾に上陸するのは初めてで、午前中には頼清徳総統が対策会議に出席し、住民に対し災害から身を守るよう呼びかけました。台風は31日夜には台湾海峡に抜け、北上する見通しです。
最終更新日:2024年10月31日 21:14