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ロシア軍包囲の製鉄所から避難…目的地に到着

2022年5月4日 6:56
ロシア軍包囲の製鉄所から避難…目的地に到着

ウクライナで激しい戦闘が続く中、ロシア軍に包囲されていた南東部マリウポリの製鉄所などから避難した民間人が3日、目的地である南部の町に到着しました。

3日、マリウポリから200キロほど離れたザポリージャにバスに乗った避難者が到着しました。現場では医療チームによる健康状態の確認などが行われたということです。

避難者「私は以前に戻りたいのです。ただそれはもう無理だとわかっています。私は家族の新しい章を開き私の人生の新しいページを書き始めないといけません」

調整にあたった国連や国際赤十字委員会によりますと、今回製鉄所から避難した101人と、近隣で合流した避難者との合計159人のうちザポリージャに到着したのは127人でした。

一方、まだ多くの民間人が取り残されている製鉄所でロシア軍による攻撃が再開されたということです。これについてロシア国防省は、ウクライナ側の部隊が避難に伴う一時停戦を利用し、攻撃の準備を進めたためと主張しています。

西部のリビウ州では3日、大きな爆発が起きました。リビウ市長によりますとミサイル攻撃により少なくとも2人がケガをしたほか、市内の一部地域が停電しているということです。

また、ロイター通信によりますと東部ドネツク州の知事は3日、ロシア軍の攻撃により、工場での10人を含む21人が死亡、27人がケガをしたと明らかにしました。

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