避難の市民、目的地に到着も…「まだ子ども20人と女性ら数百人が製鉄所に」
ロシア軍が包囲しているウクライナ南東部・マリウポリの製鉄所から避難した市民100人以上が2日、南部のザポリージャに到着しました。
アゾフスタリ製鉄所から避難した市民を乗せたバスは2日、ロシア軍が経由地に設置した仮設キャンプから南部のザポリージャに向かいました。
製鉄所から避難したマリウポリ市民「毎日爆撃があった。私たちが地下で避難している間、ずっと爆撃があった」
ロシア軍は先月30日以降、この製鉄所などから126人がマリウポリを脱出したとしていて、ウクライナ当局は2日、100人以上が目的地のザポリージャに到着したと明らかにしました。
ただ、製鉄所を守るアゾフ連隊の副司令官は、「中にはまだ約20人の子どもと数百人の女性、高齢者がいるが、ロシア側の攻撃が続いている」としていて、今後も避難が順調に進むかどうかは不透明です。
一方、ロシア軍は2日も各地でミサイルなどで攻撃を行い、AP通信によりますと、南部・オデーサでは住宅にロケット弾が着弾し、少年1人が死亡しました。
ゼレンスキー大統領「14歳の少年が殺された。これがロシアの戦い方だ」
ゼレンスキー大統領は17歳の少女もケガをしたと述べ、ロシアを非難しました。