アメリカでファイザーなどが開発した新型コロナウイルスのワクチンについて、緊急使用の許可が近く出る見通しとなる中、政府高官は週明けにも接種が始まるとの見通しを示しました。

アメリカのアザー厚生長官は１１日、ＡＢＣテレビに出演し、「来週の月曜日か火曜日にはワクチンの接種が始まる」との見通しを示しました。また、ＦＤＡ（＝食品医薬品局）も、「早急に緊急使用許可を出せるように作業している」との声明を出しています。

一方、有力紙「ワシントンポスト」は、トランプ大統領の側近・メドウズ首席補佐官が、ＦＤＡのハーン長官に対し、１１日中（日本時間１２日午後２時まで）に緊急使用の許可を出すよう迫り、出せなければ辞任するよう圧力をかけたと報じています。ただ、ハーン長官はこれを否定しています。