コクヨ 中国で消しゴムやハサミなど約422万個を回収"安全基準を満たしていない"
中国の上海市当局は、文具大手コクヨの現地法人が、安全基準を満たしていないため、消しゴムやハサミなどおよそ422万個を回収すると発表しました。
回収の対象となるのは、コクヨの現地法人が販売する消しゴムおよそ260万個や、ハサミおよそ60万個のほか、画用紙や筆箱など合わせて422万個です。
上海市の市場監督管理局は、消しゴムと筆箱は、製品に含まれる「フタル酸エステル」の含有量が、基準値を超えているためとしています。また、画用紙については、「明るさが基準を超え、視力に悪影響が出る恐れがある」などとしています。
中国では、去年、学生用品について、新たな安全基準が設けられていて、回収の対象となったものの、多くはこの基準が設けられる前に販売されたものとみられています。
■画像:コクヨ現地法人ホームページ