アフガニスタンのイスラム主義勢力・タリバンが、大学での女子教育を停止するよう命じたことを受け、首都カブールでは女性らが抗議デモを行いました。

タリバンは20日、全土の公立・私立の大学に対し、女子教育を無期限で停止するよう命じました。これにより、アフガンで女子が教育を受けられるのは小学校だけとなります。

今回の命令を受け、首都カブールでは数十人の女性らが集まり抗議デモを行いましたが、AP通信によりますと、タリバンはムチで打つなどしてデモを解散させたということです。

また、カブール大学の女子大学生は、NNNの取材に対し21日、試験のため大学に行ったものの、中に入れなかったと話しました。

カブール大の2年生（22）「将来は暗く、女性は社会から存在を消されるのではないかと不安です。女性はいつか外を歩けなくなるかもしれません」

女性の権利をさらに制限するタリバンの姿勢に、国際社会からも相次いで批判の声が上がっています。