ネタニヤフ首相「我々は怪物と対峙している」 クリスマス期間中の攻撃の正当性強調
イスラエルのネタニヤフ首相は24日、「我々は怪物と対峙している」として、クリスマス期間中もイスラム組織「ハマス」への攻撃を続ける正当性を強調しました。
ネタニヤフ首相は24日、クリスマスのビデオメッセージを公開し、「ハマス」を怪物に例え、クリスマス期間中もガザ地区で攻撃を続けることを正当化しました。
イスラエル・ネタニヤフ首相
「我々の地域では(クリスマスにあるべき)平和も善意もありません。我々が対峙しているのは『怪物』です」
「この戦いはイスラエルだけでなく、文明世界と野蛮人との戦いです」
イスラエル軍は24日もハマスへの攻撃を続け、ガザ地区中部にあるマガジ難民キャンプを空爆しました。ロイター通信はガザ地区保健当局の発表として、この空爆で少なくとも70人が死亡したと報じました。
こうした中、キリスト生誕の地とされるパレスチナ自治区のベツレヘムでは24日夜、クリスマスのミサが開かれました。
ガザ地区で戦闘が続いていることから、恒例だった巨大なツリーの設置やお祝いの行事も中止され、ガザ地区の住民への祈りが捧げられるなど静かなクリスマスを迎えています。