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仏独中首脳、人道回廊の必要性で一致 中国は露制裁には反対

2022年3月9日 1:26

フランスのマクロン大統領、ドイツのショルツ首相、中国の習近平国家主席は8日、オンラインで会談し、ウクライナ情勢について協議しました。

フランス大統領府によりますと、会談で、マクロン大統領とショルツ首相は、習主席と外交的な解決に向けた、制裁を含む継続的な取り組みなどについて協議したということです。特に、増え続けるウクライナ市民の犠牲者と難民についても話し合ったとしています。

ドイツ政府によりますと、首脳らは「人道回廊」の必要性で一致し、今後、外相レベルで調整するということです。

一方、中国側の発表によりますと、習主席は「ドイツやフランスなどと意思疎通を続け、各当事者の必要に応じて、国際社会とともに良い役割を発揮していきたい」と述べました。

これまで中国は、ロシアとウクライナの間に入って直接仲介役を担うことには消極的な姿勢を示してきましたが、国際的な枠組みの下では仲介の一翼を担う可能性に言及したものです。

また、ロシアに対する制裁については、「世界の金融やエネルギー供給、サプライチェーンなどの安定に衝撃を与え、世界経済の回復の妨げとなる」と述べ、反対する考えを強調しました。