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イスラエル軍の報復攻撃、イランの弾道ミサイル製造設備に深刻なダメージの可能性 米報道

2024年10月27日 21:08

イスラエル軍が26日に行ったイランへの報復攻撃について、一部のメディアはイランの弾道ミサイルを製造する設備に深刻なダメージを与えた可能性があると伝えています。

アメリカのニュースサイト「アクシオス」はイスラエルの情報筋の話として、長距離弾道ミサイルに使う固定燃料を製造するための設備12基を攻撃し、破壊したと報じました。

これにより、イランの弾道ミサイルの製造能力に深刻なダメージを与え、再び製造するのに少なくとも1年はかかるという見方を伝えています。

また、イランの国営テレビは27日、イランの最高指導者ハメネイ師が演説の中で、イスラエルからの攻撃について「イスラエルの計算違いだ。イスラエルに対するイラン国民の強さや意志を認識しなければならない」とした上で、今後の反撃などについては「この国にとって最善のことがおこなわれるべきだ」と述べるにとどまり、具体的な言及を避けました。

こうした中、イスラエルとイスラム組織ハマスの停戦交渉が27日、カタールで再開されます。交渉再開はおよそ2か月ぶりですが、ハマス側はイスラエルの完全撤退を求めており、交渉の行方は不透明です。

最終更新日:2024年10月27日 23:00