習主席、各国首脳と相次ぎ会談 各国支持アピールの狙いか
中国の習近平国家主席は、北京オリンピックに合わせて訪中した各国の首脳らと相次ぎ対面で会談しました。各国からの支持を得ているとアピールする狙いがあるとみられます。
習近平主席は、5日、北京の人民大会堂で各国の首脳らを招き歓迎式典を行いました。
習主席はあいさつで、新型コロナウイルスや気候変動、テロなどの課題に対して、「国際社会はより団結しなければならない」と強調しました。
中国の人権状況を問題視して「外交的ボイコット」に踏み切ったアメリカなどを念頭に置いた発言とみられます。
また、習近平主席は、新型コロナの流行以降控えてきた対面での会談を再開し、9か国の首脳と連続して会談しました。
中国と関係が良好な“友好国”が多く、いわゆる「オリンピック外交」を展開することで、中国は各国の支持を得ていると内外にアピールする狙いがあるとみられます。