北朝鮮の金正恩総書記は北京冬季オリンピックの開会式に合わせ、中国の習近平国家主席に祝電を送り、「大きな勝利」だと強調しました。

「労働新聞」によりますと4日、金総書記は習主席に祝電を送り、北京冬季オリンピックを「熱烈に祝賀する」と伝えました。

その上で、「世界的な保健危機と類を見ないほど厳しい環境の中でオリンピックが成功裏に開幕することは、社会主義中国が収めた大きな勝利」と指摘。

中国との関係は「何をもってしても壊すことのできない不敗の戦略的関係」と述べ、今後、新たな段階へ発展させていくと強調しました。

北朝鮮は先月、中国側に書簡を送り、「敵対勢力の策動」と新型コロナウイルスを理由に、北京オリンピックに「参加できなくなった」と伝えていました。

北朝鮮としてはオリンピック不参加の中でも、金総書記が祝電を送ることで友好関係をアピールしたかたちでです。