北朝鮮・金総書記“韓国と統一はできない” 憲法改正が必要と「最高人民会議」で訴え
北朝鮮の国会にあたる「最高人民会議」が15日、開かれ、金正恩総書記は、韓国と統一はできないとの認識を示した上で、別々の国家と認定するため憲法の改正が必要と訴えました。
北朝鮮メディアによりますと、金総書記は施政方針演説で、韓国をめぐっては「“兄弟殺し”の意識が植え付けられた大韓民国と統一の道を歩むことはできない」と強調しました。
その上で、「主権と統制が独立した国家として法的措置をとる必要がある」と述べ、韓国を別の国家と認定するために北朝鮮の憲法を改正する考えを明らかにしました。さらに韓国に対し、「領土や領海を0.001ミリでも侵犯すれば、戦争挑発とみなす」と警告しています。
一方、アメリカ・韓国などとの戦争をめぐっては、「望んでいないが、避けるつもりもない」との考えを示し、戦争が起きれば「大韓民国を無残に破滅させ、アメリカに想像を絶する悲劇と敗北を与える」と主張しました。