北朝鮮軍は14日、金正恩総書記の立ち会いの下、新たなミサイルの試射を行ったと明らかにしました。

北朝鮮メディアによりますと、14日、金総書記が立ち会う中、海軍に配備される新たな地対艦ミサイルの試射が行われました。

ミサイルは20分ほど飛行し、目標に命中したとしていて、金総書記は結果に大いに満足したということです。その上で、ミサイルを前線配置し、「敵の冒険的なたくらみを徹底的に粉砕する」との考えを明らかにしています。

一方、韓国が海上の軍事境界線の警備を名目に「艦船を我々の水域に侵犯させ、主権を深刻に侵害している」と主張し、「武力を使い、行動で守らなければならない」と述べました。

さらに、「敵による侵犯は我々の主権に対する侵害であり、武力挑発とみなすだろう」と警告し、軍事境界線に近い韓国側の島「延坪島」などの周辺水域で軍事態勢を強化するよう指示を出しました。