来年のアメリカ大統領選挙で、トランプ前政権で副大統領を務めた野党・共和党のペンス氏が立候補を正式に表明しました。現地から山崎記者が中継で伝えます。

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共和党の候補者争いは、主要な候補が出そろいました。立候補表明した候補者は10人に達していて、先行するトランプ氏に対し、他の候補が乱立する構図となっています。

ペンス氏は、2020年の大統領選で敗北したトランプ氏から選挙結果を覆すよう求められ、拒否したことをきっかけに、トランプ氏とは距離を置いています。ペンス氏は演説で、かつての上司であるトランプ氏への対決姿勢を鮮明にしました。

ペンス氏「トランプ氏は、私には選挙を覆す権利があったと主張し続けています。トランプ氏は当時も今も間違っているのです」

世論調査ではトランプ氏が大きくリードし、デサンティス・フロリダ州知事が追いかけますが、ペンス氏やヘイリー元国連大使ら他の候補は支持率が一桁にとどまっています。

反トランプ票が割れることで岩盤支持層を持つトランプ氏に有利になるとみられています。

党内からは「勝ち目のない候補者は撤退すべき」との声も出ていて、今後、反トランプ票をまとめる候補が出てくるかが焦点です。