韓国・梨泰院の雑踏事故 当時の地元警察署長に禁錮3年 150人以上が犠牲
150人以上が犠牲になった韓国・梨泰院の雑踏事故で、対応が不十分だったとして業務上過失致死傷などの罪に問われていた当時の地元警察の署長に対して、30日に裁判所は禁錮3年の実刑判決を言い渡しました。
梨泰院の雑踏事故では、多くの人出で事故が予見できたにもかかわらず、安全対策をとらず、被害を拡大させたとして当時の地元警察の署長が業務上過失致死傷の罪に問われていました。
ソウル西部地方裁判所は30日、「生命や身体に深刻な危険性があったと予想することができた」などと指摘し、元署長に対して禁錮3年の実刑判決を言い渡しました。
この事故をめぐっては、地元自治体のトップにも30日に判決が言い渡されましたが、「刑事責任を問わなければならない業務上の過失があったとはいえない」として、無罪となりました。