解任決議案にトランプ氏強気「リスクゼロ」
アメリカのトランプ大統領は12日、野党・民主党が議会で自身の解任を求める決議を提出したことについて、「リスクはゼロ」だと強気の姿勢を強調しました。
トランプ大統領は南部テキサス州にあるメキシコ国境の壁を訪れ、自身が公約としたおよそ720キロの壁の建設を達成したと成果を訴えました。
一方、民主党が議会に提出した憲法修正25条に基づき大統領の解任を求める決議案や、弾劾決議案については、「アメリカ政治史上最大の魔女狩りだ」と批判しました。
トランプ大統領「私に対する憲法修正25条のリスクはゼロだ。バイデン氏と政権にしっぺ返しがいくだろう」
ただ、有力紙ニューヨークタイムズは、与党共和党の議会トップ、マコネル院内総務が、「大統領は弾劾されるべき犯罪行為を行った」と側近に述べたと伝えているほか、共和党の有力下院議員も弾劾訴追状案に賛成する意向を表明しています。
一方、首都ワシントンでは、20日のバイデン次期大統領の就任式を控えて、警備を強化する動きが始まりました。ワシントンでは、「武装したデモ隊」による抗議活動の情報もあり、警戒感が高まっています。