トランプ氏の解任求める決議案可決 米下院
アメリカの連邦議会議事堂の占拠事件を受け、議会下院は12日、憲法の規定に基づきペンス副大統領にトランプ大統領の解任を求める決議案を賛成多数で可決しました。
憲法修正25条では、副大統領と閣僚の過半数が賛成すれば、副大統領が大統領の職務を代行できると定めています。
ただ、ペンス副大統領はこの日、下院議長に宛てた書簡で、「そのような行動は国家の最善の利益にはならない」として、解任はしない考えを表明しています。
これを受け、議会下院では13日にトランプ大統領の弾劾訴追状案の採決も行われる予定で、民主党だけでなく、共和党議員も含めた賛成多数で可決される見通しです。
トランプ大統領にとっては、ウクライナ疑惑に続き2回目の弾劾訴追で、可決されれば、任期中に2度の弾劾訴追を受ける初めての大統領となります。
ただ、その後議会上院で開かれることになる弾劾裁判で有罪となる見通しは立っていません。
223対205
賛成223(民主222 共和1)
反対(民主0 共和205)
投票なし(民主0 共和5)