韓国新政権の顔ぶれ発表 外相に米国通の国会議員指名
韓国の尹錫悦次期大統領は、新政権の顔ぶれを発表し、次の外相としてアメリカ通の国会議員を指名しました。
尹次期大統領は新たな外相として朴振議員を起用すると発表し、「膠着(こうちゃく)状態に陥った外交の正常化に寄与する」と期待感を示しました。
文在寅政権でぎくしゃくしたアメリカや日本との関係修復を念頭に置いたものとみられます。
朴議員は先週、尹次期大統領の特使団のトップとしてホワイトハウスを訪れるなどアメリカ通として知られています。
訪米時には、「日米韓協力が非常に重要だ」と述べ、日本との関係も重視する考えを示しています。
10日には、次の国防相として元合同参謀本部次長を起用。李鐘燮氏も米韓同盟を担当していたアメリカ通で、アメリカ重視の姿勢が色濃く出た布陣です。
また、複数の韓国メディアは、バイデン大統領が今月下旬の訪日に合わせて韓国を訪れ、尹氏と初めての首脳会談を行うとの見方を伝えています。