文大統領 ワクチン工場視察し順調アピール
韓国の文在寅大統領は、新型コロナウイルスのワクチン工場を視察し、来月に予定している接種開始に向け、準備が順調に進んでいることをアピールしました。
20日、文大統領が視察したのは、イギリスの製薬大手アストラゼネカなどが開発した新型ウイルスのワクチンを委託生産する工場です。
アストラゼネカのワクチンについては韓国の医薬品の管理部門が審査を進めていて、来月から接種が始まる見通しです。他社からの供給も合わせると、すでに全人口を上回る5600万人分の契約が完了していますが、新たに2000万人分を追加で確保する計画も明らかにしました。
「最後の峠である第3波を克服してワクチン接種が進むと、我々は早く日常と経済を回復することになるだろう」
保健当局は、今月中に具体的な接種計画を発表する方針で、韓国在住の外国人についても無料接種の対象になるとの認識を示しています。