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ワクチン普及急ぐ英 大聖堂での接種も開始

2021年1月21日 7:42

新型コロナウイルスのワクチン普及を急ぐイギリスでは、世界的に有名な大聖堂での接種も始まっています。

イギリス南部にあるソールズベリー大聖堂は800年の歴史があり、イギリスで最も高い尖塔があることでも有名です。この荘厳な大聖堂が今、ワクチンセンターとして稼働しています。広々としたスペースと十分な換気ができることから、大聖堂側が保健当局に「接種会場にしてはどうか」と提案したということです。

大聖堂側は接種に訪れる人に少しでもリラックスしてもらおうと、パイプオルガンの生演奏を用意。美しい音色のなかで1日およそ1000人に接種が行われる予定です。

接種を受けた女性(80代)は「雰囲気のある音色で気分もよくなるし、とても癒やされます」と話していました。

変異ウイルスなどの感染拡大が続くイギリスでは20日、新たに報告された死者が1820人と2日連続で過去最多を更新しました。

イギリス政府は教会や競馬場など様々な施設を活用し、来月15日までに重症化しやすい高齢者など、およそ1500万人に接種を行いたい考えです。